【報告】貧困調査、実施しました。

貧困調査、やってみました
じじっかのミッションのひとつでもある
「貧困の隙間を見つけて自分達サイズの形を創ること」


【実施内容】
対象者
シングル家庭30世帯
ダブル家庭20世帯

1]50名への3日間の生活時間アンケート

・アンケート1弾目は対象者が選ぶ3日間の生活時間と、その時間の時の気持ちも実筆記入。
・アンケート2弾目はフォームによっての回答。

2]3回のミニワークショップ

・各5名ずつでの実施。
経済的だけではなく、時間の貧困と捉えた時に何に困っていて、何が大変なのか等のワークショップ。

3]3回の貧困調査研究会

・貧困家庭に対する仕事や活動を行なっている方々と共に現状の課題や可能性を話し合った。

(国土交通省人生100年時代住まいの環境整備事業にて実施)

監修/九州産業大学 山下永子先生

シングル家庭の平均収入は約14万円
ダブル家庭では約22万円

Q.あと何万円あれば助かるか?

シングル家庭は約7万円
ダブル家庭は約10万円

Q.理想の収入は?

シングル家庭は約21万円
ダブル家庭は約33万円

家計簿つけてる人はほぼほぼいません。
つけるほど、ないから。

今回の調査は

ワードクラフト
単語頻出単語

この2つの手法を活用し表しました。


Q.一番の困り事とは?

ワードクラフトは、たくさん書かれた言葉が一番大きく反映するのではなく、「特徴的」と捉えられた言葉が大きく反映します。

ここでの判断は

「身より」

周りには「人手」「送迎」「収入」などの文字も。子育てにあたっての「身より」との言葉で表現された結果は、困窮した環境での孤立感や不安感を示したものにらなりました。



Q.一番の幸せ

なんと、文字ではないワードクラフトの登場
!ビールのアイコン♡
単語出現頻度にも、「晩酌」「飲む」「お酒」と、親達の子ども達が寝た後(だろう)の幸せなひとときが示されました。

Q.アンケートをして気づいたこと

このワードクラフトが一番衝撃!!

「シングルキッツイ!」

その周りには
「食費」「家賃」
「コンビニ弁当」「無駄使い」「削る」
など、金銭的を意味するワードがズラリ。

「繰り返し」と言うワードも気になります。
きっと、アンケートを書いてみて
なかなか振り返ることのない日常を
見直した時に気づく
「シングルキッツイ!」には困窮状態を実感した時に出る、親からの素直な気持ちだと思います。

Q.改善したいなと思うこと

きたーー!!!

「片付ける」

貧困している家庭の共通点のような気もします。
お金が無い。仕事もきつい。子育て大変。
支払い大変。家事ダルい。
この循環が毎日ひたすら続き、
部屋はどこから手をつけていいか分からない状態に。

“貧困の悪循環を断ち切る!”と言う意味を込めて、じじっかの合言葉を
「ラッキーループを巻き起こせ!」としています。

収入アップを目指すより
部屋を片付けることから始めたら
何かが、変わるかも。

Q.時間の無駄使いをしているな!と思うこと


ワードクラフト。
どんな意味なのか。

「キツツキ」ww

ほんとは、「キッツイ!」とかかな?w

ワードクラフトにも、単語出現頻度にも、
「携帯電話」「動画」などが登場。

「朝」という単語には
朝の時間をもっと有効活用した方がいい。との想いが含まれています。
それでも、朝はなかなか起きれない。。

成功者は朝が早起き!とか言いますもんね。

Q.1年後の夢

なんと、なんと、
大きく輝く2つのワード

「走り回れる」
「絶望感」

裏腹のように思えるこのワードは、
きっと、全員が備えてる気持ちなのではないだろうか。

「見つけ出す」

一年後を確かに描いてます。
希望は捨ててない。

絶望感を拭い去り、
全力で走り回れるように、
わたし達じじっかも、「見つけ出します」

Q.家計の項目に増やしたいもの

「娯楽費」「貯金」

「習い事」「保険料」

豊かな人達が出来ること。。

これらは、困窮家庭にとっては、二の次の支出となります。でも、この“二の次”が、本当はこども達の将来に光を当たることとなり、心の安心をつくることになる支出なわけです。

わたし達は、この二の次を困窮家庭でもつくっていけるように「プラスα就労」という働き方のプロジェクトを立ち上げ、進めています。

(地域企業さんのご協力が必要です!)
(ぜひ、ご協力よろしくお願いします!)

最後です。

Q.家計の項目で減らしたいもの


デカデカときた。

「光熱費」

ワードクラフトでも単語出現頻度でも第一位。
確かに。節約できるとすると、ここしかない。
ライフラインが止まってしまう困窮家庭はとても多いです。支払いが後回しになってしまう。止まるまでは、他の支出に当ててしまいます。

その他、家賃やガソリンもありつつ、
娯楽やタバコなど、
自分わ満たすワードを出ています。

家計を減らすとなると、ただでさえ余裕のないお金、時間、心にムチを打ち、減らせなかった自分を責める毎月が苦しくて苦しくてたまりません。

貧困調査を実施して・・
わたし達じじっかでは、
「シェアメニュー」と言うプログラムを行なっております。

目指すは「3分の1生活」


スキルを上げていく。
収入を上げていく。

そんな、“向上していく生き方”だけが
選択肢として存在する社会ではなく、

頑張りすぎなくていい

出来ることをやっていく

そんな、“今のままでも豊かな生き方”という
選択肢もつくっておきたいと考えています。

その生き方を

【3分の1生活】

と呼んでいます。

その為には、それを“補う何か”が必要。

それが、「じじっか」であり
「人と人とが損得勘定なく支え合う」ことです。




わたし達、じじっかは、
今回の調査研究の結果を元に、
今一生懸命子育てもしながら頑張っている親子が、そのままでも豊かな生き方だ!と思えるように、

足りないもの、必要なもの、望んでいるものを、もっとこの回答から見つけ出し

みんなで支え合えるメニューを開発し
プログラムとして組み込んでいきます。

心の奥からしか見えてこない
本当の「助けて」を
支え合うことで解決すること。

わたし達の今後の構想の
スタートです。




umau.

福岡県久留米市にある 【実家よりも実家ーじじっかー】を拠点とし、 母子家庭の発想から生み出す小さな事業 ーSingleMothersPresentsBusinessー の展開をしている会社。

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